伊達市 高子二十境(たかこ にじっきょう)その1
|
熊阪 覇陵(くまさか はりょう)が、故郷の景勝地20カ所を「高子二十境」として選定
「高子二十境」は阿武隈急行電車「高子駅」を中心に半径300~700mほどの範囲に、ゆるやかな丘陵上に配されている。
1 丹露盤(たんろばん)、 2 玉兎巌(ぎょくとがん)、 3 長嘯嶺(ちょうしゅうれい)
4 龍脊巌(りゅうせきがん)、5 採芝崖(さいしがん)、 6 帰雲窟(きうんくつ)
7 将帰阪(しょうきはん)、 8 崖狸首岡(りしゅうこう)、9 隠泉(いんせん)
10 高子陂(こうしひ)、 11 不羈坳(ふきおう)、 12 拾翆崖(じゅうすいがい)、
13 返照原(へんしょうげん)、14 走馬嶺(そうまれい)、 15 白鷺峰(はくろほう)、
16 う山(うざん)、 17 禹父山(うふさん)、 18 愚公谷(ぐこうこく)、
19 白雲洞(はくうんどう)、 20 古樵丘(こしょうきゅう)
それぞれの場所には熊阪覇陵・台州・盤谷の親子孫三代の漢詩や当時と変わらない風景が残されている。
|
熊阪氏三代の漢詩
熊阪 覇陵 定昭(くまさかはりょうさだあき)(1709-1764年)保原町の豪商の長男に生まれ
息子:熊坂 台州 定邦(くまさかたいしゅうさだくに) (1739-1803年)
孫 :熊坂 盤谷 定秀(くまさかばんこくさだひで) (1767-1830年)
|
| ・場所:福島県伊達市保原町上保原 高子二十境巡り - Google |
1 丹露盤(たんろばん)
|
| ・場所:福島県伊達市保原町上保原字丹露盤 Yahoo地図 |
| 熊阪 覇陵(くまさか はりょう) |
丹巖高して突兀たり 沆?雲に滴て寒し
借問す孤標の勢 承露盤に如何ん
|
・解釈:赤い色の岩が高く聳え 空に突き出ている 夜露が雲の中を滴り落ち
寒さを感じさせる 聞きたい 突き出た岩の感じは 中国の王宮にあるという
承露盤と比較してどうであろうか
|
| 熊阪 盤谷(くまさか ばんこく) |
ひとたび青山の路に入れば 幽径 山賛 山元に接す
柴霞の興に発する毎に幾たびか 丹露盤を過る
|
2013.11.23

丹露盤の場所 2013.11.23

丹露盤の展望 2013.11.23

2013.11.23

| 熊阪 台州(くまさか だいしゅう) |
高く高く聳えている丹露盤 紫色に染まった 巖の高さは百丈ばかり
その盤上に 雲の中から甘露が降りてくるよ 中国の王宮にあった金箔の
仏像の掌に負けはしない
|
|
2 玉兎巖(ぎょくとがん)
|
・場所:福島県伊達市保原町上保原 Yahoo地図
間違った場所に標柱がある(http://datenokaori.web.fc2.com/sub6.html) |
| 熊阪 覇陵(くまさか はりょう) |
楓々たる清風の夕べ 還っての玉兎巌に登る
悠然として 首を廻す処 明日松杉を照らす
|
|
丹露盤の手前 長嘯嶺、龍脊巖、採芝崖、帰雲窟
3 長嘯嶺(ちょうしょうれい)
|
| ・場所:福島県伊達市保原町上保原 Yahoo地図 標柱無し |
| 熊阪 覇陵(くまさか はりょう) |
嶺頭長嘯し罷て 却て蘇門の岑を憶う 半嶺にして重て長嘯すれば
自ずから鸞鳳の音を成す
|
| |
4 龍脊巖(りゅうせきがん)/熊阪台州
|
・場所:福島県伊達市保原町上保原 Yahoo地図 標柱無し
間違った場所に標柱がある(http://datenokaori.web.fc2.com/sub6.html) |
独歩す峻巌の嶺 孤節紫畑を凌ぐ 忽ち疑う
龍の脊に立つかと却って 葛彼の仙を憶う |
5 採芝崖(さいしがい)
|
・場所:福島県伊達市保原町上保原 Yahoo地図 標柱無し
間違った場所に標柱がある(http://datenokaori.web.fc2.com/sub6.html) |
|
2013.11.23

2013.11.23

2013.11.23

|
7 将帰阪(しょうきはん)
|
・場所:福島県伊達市保原町大柳 Yahoo地図 標柱無し
間違った場所に標柱がある(http://datenokaori.web.fc2.com/sub6.html) |
| 熊阪 覇陵(くまさか はりょう) |
林下独り徘徊すれば 清風巳に晩に向かわんとす
鳥は還える落 欲する巣に人は行く将帰阪
|
| |
この辺が将帰阪だと思う 2013.11.23

|
8 狸首岡(りしゅうこう)
|
| ・場所:福島県伊達市保原町上保原 Yahoo地図 標柱無し |
|
|
9 隠泉(いんせん)
|
| ・場所:福島県伊達市保原町上保原 Yahoo地図 標柱無し |
| |
|
| 10 高子陂(こうしひ) |
・場所:高子沼 Yahoo地図
|
| 熊阪 覇陵(くまさか はりょう) |
春陂千萬頃 幾客魚を得て帰る 高子知ぬ誰が子ぞ 空しく一釣磯を留む
|
・解釈:春の高子沼はさざ波が立ち 広々としている 釣り人たちは 釣果があっただろうか
高子とは女性の名だ 名付け親は誰だったのだろう 私は急に空しくなった
岸辺にはもう誰もいない |
2013.11.23

10 高子陂(こうしひ)
|
熊阪台州(熊阪覇陵の息子)
|
春風高子陂 春水緑にして酒の如し
為に問ふ垂綸の客 魚を得ば肯じて売んや否や
|
・解釈:春風が高子沼の上を吹きすぎていく 沼の水は緑色で酒のようだ
釣り人に尋ねたい 魚が釣れたら 売ってくれませんか
|
2013.11.23

2013.11.23

|